子育て口腔予防セミナー(2)
口腔予防の取り組みは、早いほうがいい
‐養育者が全てを握っている‐
‐マイナス0歳、マイナス1歳からの取り組み‐
口腔予防への取り組みは早い方がいいということになりますが、いつからということになると、実は、生まれてからでは遅いということになります。歯科の世界では、今盛んに‟マイナス0歳、マイナス1歳からの取り組み”というワードが出てきています。
これを簡単に説明すると、
マイナス0歳:子どもの出産より前のお母さんお子さんを妊娠している時期
マイナス1歳:お子さんを妊娠する前の時期
ということになります。
子供が生まれるまでに大事なことが2つあります。
1,養育者に口腔予防の十分な知識があること
2,養育者の口腔予防がしっかりとされていること
この2つのことが養育者に認識されているだけで子どもには大きなアドバンテージになります。
それというのも、乳児期は特に、子どもたちは自分では何もできない時期で、そばにいる養育者に頼って日々を過ごします。その中で、微生物を受け継ぎ良い習慣を身につけていきます。愛情いっぱいに育っていく中で、お口の健康も幼少期に良い方向付けをしていきたいものです。
<マイナス1歳として>
・むし歯と歯周病の管理まず、子どものお父さまもお母さまも、子どもを授かるまでにむし歯と歯周病の管理がおわっていることが望ましいです。特に歯周病は治療に時間がかかるので、中等度以上の歯周病がある場合、改善に年単位を要することもあります。歯周病の原因菌は、嫌気性で攻撃性の強い細菌が多いです。
これらの細菌が、子どもと過ごす間に継承されてしまうことは、子どもにとってはマイナス要素です。特に、いつもそばにいる方の影響を受けやすいので、その方のお口の中の健康状態はとても気になるところです。
現在では、父親の育児休暇取得も以前より増えて出産後子育てにお父様が参加できることも多くなっています。